ご報告

ブログでのご報告が遅くなってしまいましたが、マイオフィスの開業者であり、私の母親、村杉美智子が3月1日に他界いたしました。

マイオフィスは27年前に、母が今でいう「インターネットカフェ」のはしりのような店として、中央林間駅近くのサクライビルで開業しました。

まだパソコンよりもワープロ専用機が主流の時代でしたが、カウンターとテーブル席のある喫茶店風の店内に、いちはやくNTTの「キャプテンサービス」という、電話回線を使ったパソコン通信を利用して、オンラインで飛行機やお芝居のチケットの予約ができるシステムを導入したり、ワープロ文書の作成代行業務などを行っていました。

ワープロ専用機が企業にも家庭にも導入されるようになり、「使い方を教えて欲しい」という声が高まってきたことから、「ワープロ教室」の看板を掲げてスクールとして運営するようになりました。
毎日大勢の生徒さんにお越しいただきましたが、母がひとりでレッスンをこなしていました。

やがて、ワープロの時代から急激にパソコンの時代になり、生徒さんたちのニーズもワープロからパソコンへとシフトして行きました。
ワープロ専用機の扱いは得意だった母も、パソコンをお教えするのは難しいと感じ、講師の業務はインストラクターの先生方にお任せし、ご案内や受付の業務に専念するようになりました。

お越しいただいた生徒さんたちや、インストラクターの先生方には必ずコーヒーをお出しして、お喋りをひとしきりするのが日課となっており、生徒さんからもインストラクターの先生方からも「校長先生」と呼ばれて、親しんでいただきました。
用事が無くても、母とお喋りするために通りがかりに立ち寄っていただく方もおられ、母の穏やかな人柄もあって、マイオフィスはいつも和やかで明るい空間でした。

その母は、2009年頃から体調を崩して仕事も休みがちになってしまいました。
2010年には長年教室を構えていたサクライビルを引き払って、私が「茶・茶・茶」で個人レッスンを行う形態に変更して現在に至ります。

今、レッスンにお越しいただいている生徒さんの半分以上は母をご存じない方ですが、サクライビル時代からお越しいただいている長年の生徒さんたちからは、お会いするたびに母の健康を気遣うお言葉を掛けていただいていました。
本人が皆様にご心配をかけることを嫌がって、詳しい病状などをお話しすることができませんでしたが、いただいた言葉は必ず母に伝え、母もたいへん感謝しておりました。

去る3月17日には、生前お世話になった皆様、親しくしていただいた皆様をお招きして「お別れの会」を開催いたしました。
100人近い方にご参席いただき、好きだったジャズと多くの皆様に見送られて、母も喜んでいると思います。

あらためまして、生前、母に賜りましたご厚誼に深く感謝申し上げます。