あなたのホームページアドレスはhttps://で始まっていますか?

https://で始まるホームページはSSL化されている

ホームページのアドレスには、「http://～」で始まるものと、「https://～」で始まるものの2種類があることを知っていますか?

「https」で始まるページはSSLという仕組みで通信が暗号化されています。
「http」で始まるページ上でやりとりされる情報は暗号化されていないので、悪意ある第三者がその気になれば、やり取りされている情報を簡単に盗み見ることができます。

難しい技術的な説明は省略しますが、SSLで暗号化されたホームページ自体は何年も前から存在しています。
特にショッピングサイトなど、クレジットカード情報や住所などの個人情報を送信するサイトは必ずSSL化されています。

「でも、お店やサロンの場所やサービス内容が載っているだけのページなら、個人情報を送信しないから関係ないよね?」

と、思っている人も多いと思います。
私も1年ほど前まではそう思っていたので、マイオフィスのホームページやブログも「http」で始まるSSL化していないアドレスでした。

ところが、そうも言っていられなくなってきたのです。

https:// にしないと検索順位が下がる?

「ネットショップで商品を閲覧した後にフェイスブックを開いたら、さっき見ていた商品の広告が出てきた」という経験がある人は多いと思います。
これは、パソコンやスマホでの閲覧履歴が情報として送られているからです。

グーグルで検索すると、検索結果と一緒に、検索したワードに関連した広告が出てきます。

つまり、個人情報を入力するようなページでなくても、ネット上にあるどこかのページを開くだけで、閲覧履歴などさまざまな情報がどこかに送られています。

Google アナリティクスなどのアクセス解析ツールを使っている方も多いと思いますが、自分のホームページにどこからどんな端末を使ってアクセスしてきているのか、ホームページの中のどのページをどんな順番で見ているのか、ホームページに何分間滞在していたのかなど、さまざまな情報を見ることができます。
これも、個人を特定するまでには至らなくても、様々な情報が自分のホームページからグーグル アナリティクスに送られているということです。

そういう事情もあって、1年ほど前にGoogleが、

どんなホームページでもSSL化することがのぞましい

というアナウンスをしました。

SSL化しないと、検索順位にも影響するかも

という発表もしました。

いきなり大幅に検索順が下がってしまう、ということは無いと思いますが、この機会にできるだけSSL化しておくことをおすすめします。

Google chromeなどのブラウザでSSL化されていないホームページを開くと、アドレスバーの左に〇付き「ｉ」マークが表示され、そこをクリックすると、「このサイトへの接続は保護されていません」という、物騒な感じのメッセージが表示されます。

一方、SSL化されているホームページを開くと、アドレスバーには鍵マークとともに「保護された通信」と表示されます。
スマホでも、SSL化されているページには、鍵マークが表示されます。

このように、サイト訪問者への見た目の印象も、SSL化した方が良くなります。

多くのレンタルサーバーは無料SSL化に対応

少し前まで、ホームページをSSL化するためにはそれなりの費用がかかりました。
しかし、GoogleがSSL化を推奨するアナウンスをしてからは、多くのレンタルサーバーが簡易的なSSL化のサービスを無料提供してくれるようになりました。

個人事業者が良く使っている「Xサーバー」や「ロリポップ」などのレンタルサーバーにホームページを置いていれば、無料でSSL化できます。

サイト内のリンク先や画像のアドレスを書き換えるなど、少し手間はかかりますが、置換ツールもあります。

また、「http」のアドレスにアクセスして来ても、自動的に「https」のアドレスに転送することもできますので、まだ残っている名刺やチラシを慌てて作り変えなくても大丈夫です。

便乗商法に注意！

SSL化の作業は、サーバーが対応していればそれほど高度な作業ではありません。
wordpressで作っているホームページなら、アドレスを一気に置換できるプラグインもありますので、何時間もかかるようなこともありません。

しかし、いかにも難易度が高くて時間もかかるようなことを言って、高い金額でSSL化の作業を請け負う業者も出てきているようです。

マイオフィスでは、ホームページSSL化のお手伝いも、通常のレッスンとして承りますので、ひとりでやるのが不安な方は、一度ご相談ください。